ロシアの食品にバッタを添加へ

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ロシアのサンクトペテルブルク国立情報技術力学光学研究大学の生物工学研究チームが、バッタの外骨格から得られたキチンを基にした食品添加物の開発に着手した。露紙イズベスチヤが報じた。

研究チームは、新たな食品が半調理品で使われている皮、角、蹄といった食肉生産廃棄物からできた伝統的な粉末濃縮物に取って代わるだろうと期待を寄せる。これは乳製品やパン製品にも使用できる。

研究チームはまた、アテローム性動脈硬化症、放射線障害、高血圧症の人々のために、バッタの外骨格を使用した治療食の開発も検討している。研究チームは現在、南アフリカバッタとクラスノダールのバッタの2種で実験している。

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栄養学者は、バッタ、カイコ、アリおよび他の昆虫には抗酸化物質などの身体に良い栄養素が多く含まれていることを明らかにした。このため昆虫は、私たちが慣れ親しんでいる多くの食品に代わる、栄養価が高く健康の良い食品になりうる。地球上のすべての昆虫の総質量は、地球上の全人類の総質量の約17倍、すべての牛や豚の総質量の8倍に上る。

サンクトペテルブルク国立情報技術力学光学研究大学の研究チームは、動物性蛋白質は人類にとって奢侈品になりつつあり、それを受けて、肉のような栄養素を持ったより安い食料品をどう作るかという問題が喫緊のものとして提起されている。さらに、動物性蛋白質は毎年、7〜11%価格が上昇している。

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