https://sputniknews.jp/20190728/6524221.html
米FAA、ボーイング737MAXの危険なシステムについて知らなかった
米FAA、ボーイング737MAXの危険なシステムについて知らなかった
Sputnik 日本
米連邦航空局(FAA)は、システムの不具合が2件の墜落事故の原因になった可能性があるボーイング737MAXのシステムに関する完全な情報を持っておらず、それを知った時、すぐに同型機の運行一時停止を命じなかった。米紙ニューヨーク・タイムズがFAAとボーイングの元・現従業員への取材を基に報じた。 2019年7月28日, Sputnik 日本
2019-07-28T19:50+0900
2019-07-28T19:50+0900
2022-05-04T22:31+0900
https://cdn1.img.sputniknews.jp/img/602/13/6021388_0:93:3002:1791_1920x0_80_0_0_a640018a2b92344860905d0440c1f77d.jpg
Sputnik 日本
feedback.jp@sputniknews.com
+74956456601
MIA „Rosiya Segodnya“
2019
ニュース
jp_JP
Sputnik 日本
feedback.jp@sputniknews.com
+74956456601
MIA „Rosiya Segodnya“
https://cdn1.img.sputniknews.jp/img/602/13/6021388_0:0:3002:1887_1920x0_80_0_0_962de92bce1c7b62509f11965c1773ae.jpgSputnik 日本
feedback.jp@sputniknews.com
+74956456601
MIA „Rosiya Segodnya“
国際, 災害・事故・事件, 米国
米FAA、ボーイング737MAXの危険なシステムについて知らなかった
2019年7月28日, 19:50 (更新: 2022年5月4日, 22:31) 米連邦航空局(FAA)は、システムの不具合が2件の墜落事故の原因になった可能性があるボーイング737MAXのシステムに関する完全な情報を持っておらず、それを知った時、すぐに同型機の運行一時停止を命じなかった。米紙ニューヨーク・タイムズがFAAとボーイングの元・現従業員への取材を基に報じた。
同紙によると、FAAは操縦特性補助システム(MCAS)の独立したリスク評価を一度も行わず、システムに関する情報を実質的に集めなかった。ボーイング社が自らMCASを調べた。
同紙の報道によると、昨年11月に起きたインドネシアのライオン・エア航空機の墜落を受け、FAAのエンジニアは「MCASシステムの完全な分析がなかったことに衝撃を受けた」という。彼らの安全性評価では、システムが航空機の機首を下げることを促進し、航空機制御を妨げる可能性があることは言及されていなかった。
これにも関わらず、FAAは737MAXの運用一時停止命令を出さず、操縦士向けに緊急事態における行動規則について通知を発表した。
ボーイング737MAXの墜落事故
ボーイング737MAXは2度の墜落事故を受けて、米国など多くの国で当面飛行が停止された。3月、エチオピア航空のボーイング737MAXはエチオピアのデブレ・ゼイト近くで墜落し、乗客乗員157人全員が死亡。昨年11月にはインドネシアのライオン・エアのボーイング737MAXが墜落した。
墜落事故を受けて、およそ20カ国が自国領上空でのボーイング737MAXの飛行を禁止。多くの航空会社もこの機体の運用を一時停止した。米国では連邦航空局(FAA)が運用を禁止した。