米国、新型ミサイル開発へ INF全廃条約失効で

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エスパー米国防長官は2日、中距離核戦力(INF)全廃条約が失効したことを受けて、米国が新たな移動式の地上発射型巡航・弾道ミサイルを開発すると発表した。時事通信が伝えた。

エスパー氏によれば、新型ミサイルの研究開発が2017年から行われていた。エスパー氏は「条約が失効した今、ロシアに対する慎重な対応策として、これらの通常弾頭用ミサイルの開発を本格化させる」と説明した。

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INF全廃条約は1987年に旧ソ連と米国の間で締結されたもの。両国は、中・短距離範囲での地上基地の弾道および巡航ミサイルのすべての複合体の廃棄に義務を負っていた。

INF全廃条約が2日、失効した。同条約の効力発行から30年が経過した2018年の10月、米国のトランプ大統領はロシア政府が条約に違反しているとして米国のINF全廃条約からの離脱を表明した。しかし、米国からはそのような事実を証明するものは提示されなかった。2019年、こうした米国の行動に対しロシアは、INF全廃条約への加入を停止した。

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