煤のカーテンは摂氏8度以上の気温低下をもたらす。研究調査で示されたグラフによると、気温以上は約4年続くという。気温が核戦争前の値に完全に戻るには、約10年を要する。
今回の研究調査には新しい地球モデルと大気気候モデルが用いられている。全体として、今回研究者らによって得られたデータは、1980年代に使用されたより簡単なモデルの予測を裏付けることとなった。
研究者らは「全面的核戦争は、それを実行しようとした国にとって自殺も同然だ」と述べ、アメリカとロシアが核兵器を使用した場合、全世界に悲惨な結末をもたらす、と強調した。
研究チームは、「核兵器の削減、また核兵器を所有する全当事者の軍縮が必要不可欠だ」と締めくくっている。
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