ドイツ州議会選 2州で反難民の右派が第2党に躍進

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ドイツ東部のザクセン州とブランデンブルク州の州議会選挙は9月1日に投開票され、排外主義的な右派政党「ドイツのための選択肢(AfD)」が両州で第2党に躍り出た。東京新聞が報じた。

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国政与党のキリスト教民主同盟(CDU)と社会民主党(SPD)は、それぞれ第1党を維持したが退潮傾向を止められなかった。州選管の暫定集計結果によると、ザクセン州での得票率はCDU、AfD、SPDはそれぞれ32.1%、27.5%、7.7%だった。一方、ブランデンブルク州はSPDが26.2%で首位、AfDは23.5%、CDUは15.6%だった。AfDは前回2014年の選挙から得票率を2倍以上も増やした。

AfDが支持を伸ばした背景には既存政党への失望があるとみられている。東西統一後も両州を含む旧東独地域は旧西独地域との経済格差が依然残る。失業率も高く、若者は旧西独地域へ流出。難民の方が優遇されているといった不満も根強い。

国政与党の2大政党は、今回の州議会選でAfDに第1党の座を奪われる事態は避けられたが、2017年の総選挙以来、支持離れに歯止めがかからない。

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