国連事務総長 包括的核実験禁止条約の速やかな署名を呼びかけ

© KENA BETANCUR / AFPアントニウ・グテーレス氏
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国連のアントニオ・グテーレス事務総長はすべての国が速やかに包括的核実験禁止条約に批准・署名することを呼びかけた。

包括的核実験禁止条約は1996年の国連総会で採択されたが、米国を含めた多くの国々が批准・署名を行っておらず、効力が発効されていない。ロシアや英国、フランスを含めたすべての欧州の国々は包括的核実験禁止条約を批准している。2013年、米国のバラク・オバマ元大統領は、2016年までに米国で条約批准を達成する意向を表明したが、まだ実現されていない。

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グテーレス事務総長は国連の全体会議で「条約の効力発効に必要な44カ国のうち8カ国がまだ批准していない。私はこの機会に再度すべての国々に包括的核実験禁止条約に速やかに批准・署名することを呼びかけたい。また、言及した8カ国が緊急にこれを行うよう訴える」と発言した。

条約にまだ批准・署名していない国はエジプトとイスラエル、インド、イラン、中国北朝鮮、パキスタン、米国。日本とロシアは1996年に署名、それぞれ1997年と2000年に批准している。

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