学者が人肉を食べることを提案 気候変動対策として

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スウェーデンのマグナス・ソダーランド・ストックホルム商科大学教授は、ストックホルム(スウェーデン)で行われた食の学術シンポジウムで、地球規模の気候変動下において食の持続可能性問題を解決するため、カリバニズム(人間が人間の肉を食べること)禁止を緩和することを提案した。ニューヨークポストが伝えている。

ソダーランド教授は、地球規模の気候変動により、来るべき飢えから人類を救う手は、死体から得られた人肉を食料とすることだと訴えた。

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ワシントン州 肥料として人間の死体を利用することを承認
そのため必要なことは、倫理基準を見直し、現在の文明社会に存在するカリバニズムに対する保守的なタブーを解除するだけだ、という。

教授自身は人肉を食べるつもりかという記者らの質問に、ソダーランド教授氏は、ある種の迷いを感じているが、過度に保守的とは見られたくない、人肉を試すくらいの用意はある、と答えた。

教授は、より保守的な人には、代替品、つまりペットや昆虫を食することを勧めた。

カニバリズムは不道徳なだけではなく、健康に有害

しかし、ソダーランド教授のアイディア導入には、カニバリズムの健康への潜在的危険が障壁となるかもしれない。例えば、1960年代までパプアニューギニアの原住民には、死者の脳を食べる儀式が存在したが、カニバリズムは治療できない「クール―病」の蔓延をもたらした。この病気は様々な臓器や筋肉、脳や脊髄に含まれる熱処理できないタンパク質により引き起こされる。また人肉を食べることにより感染する疾患リストには、HIV、肝炎、腸疾患、免疫疾患も入っている。

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