ペレス代表は、「我われは新しいブラックロックになることを望まない。そのため、我われの通貨バスケットの一部を構成する中央銀行通貨に対し、我われの準備通貨が不安定な影響を与えるという懸念は、おそらく根拠がないと思う」と指摘した。
ペレス代表によれば、リブラのリリースの時期に向け、すべての規制当局の懸念は払拭されるという。フェイスブックのプロジェクトは各国の中央銀行と米国政府の代表によって批判されている。
リブラは、スイスの財団とフェイスブックが率いる企業からなるコンソーシアムによって開発および管理されている暗号通貨だ。報道によると、リブラはすでにVisa、Mastercard、PayPal、Uber、eBay、Farfetchなどの企業も事業に加わる。 世界レベルでのリブラの発行開始は2020年上半期で、2019年末にテストが開始される。
以前、米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長は10日、フェイスブックが2020年に独自仮想通貨「Libra(リブラ)」の発行を目指していることは、「深刻な懸念」を引き起こしていると述べた。