北朝鮮、米朝首脳会談の「展望は明るくない」 外務省談話

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朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)の金桂官外務省顧問は27日、4回目の米朝首脳会談について「展望は明るくない」という内容の談話を発表した。朝鮮中央通信が伝えた。

金氏は談話で、米朝首脳会談が実現したことについて「敵対的な米朝関係に終止符を打ち、朝鮮半島に平和と安定をもたらすために両国首脳が政治的意志を鮮明にした歴史的契機になった」と高く評価した。一方、金氏は米国がシンガポールでの首脳会談で署名した共同宣言履行のための措置を取っておらず、韓米合同軍事演習を再開し、対北朝鮮制裁の強化により朝米関係を退歩させたと述べた。

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また、金氏はトランプ米大統領について「前任者とは異なる政治的感覚と決断力を持っている」としたうえ、「今後、トランプ大統領の賢明な選択と英断に期待したい」とも述べた。

トランプ氏は金正恩委員長とシンガポールとベトナム・ハノイで首脳会談を開催してきた。また、7月1日には韓国と北朝鮮の軍事境界線にある「板門店」で「歴史的対面」を果たし、握手も交わしている。

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