ウクライナ疑惑で米EU大使が17日に下院で証言へ

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ゴードン・ソンドランド欧州連合(EU)大使はトランプ米大統領の弾劾調査を主導する下院委員会の召喚状に応じ、17日に証言する見通しになった。ソンドランドEU大使の証言は当初8日に予定されていたが、トランプ政権側が拒否していた。ソンドランドEU大使の弁護士による証言をもとにロイター通信が報じた。

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ソンドランドEU大使の弁護士は声明で「国務省は現在、証言に反対する方針だが、ソンドランドEU大使は下院委の召喚状を尊重し、17日に証言する」と述べた。下院委が要請している文書に関しソンドランドEU大使には提出する権限がないものの、証言前に提出されることを望んでいるとした。

また今年5月に電撃解任されたマーシャ・ヨバノビッチ元駐ウクライナ大使も下院で証言し、トランプ大統領の顧問弁護士から攻撃を受けた後、「根拠のない虚偽の主張」により解任されたと発言した。

野党民主党は今月2日、トランプ政権が「プロパガンダや偽情報」を使い、5月に解任されたヨバノビッチ氏を個人攻撃していたとの見方を示した。


トランプ大統領は7月に実施したゼレンスキー大統領との電話会談で、バイデン前副大統領とその息子に関係した調査の実施をウクライナが拒否した場合、同国に対する4億ドル規模の軍事支援を停止するとほのめかしを行ったとの疑惑がもたれている。こうした疑惑を受けてホワイトハウスは25日、トランプ大統領とゼレンスキー大統領の電話会談記録を公表した。公開された記録によると、トランプ大統領はバイデン氏とその息子に関係した調査の関連で、バー米司法長官と自身の顧問弁護士が連絡を取ると発言していた。

バイデン前副大統領はオバマ政権での副大統領時代、欧州諸国と共に、汚職問題への対策が甘いとして、ウクライナ検事総長の解任を同国に働きかけていた。

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