75年前に消息を絶った米海軍の潜水艦、沖縄近海で発見

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米国の調査チーム「ロスト52プロジェクト」は、75年前に沈没した海軍の潜水艦「グレイバック」を発見した。軍事記録のミスが見つかったことで発見に至った。ニューヨーク・タイムズが報じた。

1944年1月、グレイバックは真珠湾から10回目の戦闘任務に出発したが、予定日に港に戻らず、米海軍は行方不明になったとみなした。

グレイバックは沖縄から南東に約161キロの地点で沈没したと考えられた。

しかしニューヨーク・タイムズによると、米海軍は日本から受け取った不正確な軍事データを基にしていた。このデータでは、グレイバックの沈没地点とみられる座標の数の1つに間違いがあった。

この間違いに、日本人の歴史研究者、岩崎裕さんが気づいた。岩崎さんは、長崎県佐世保市にあった旧日本海軍基地の記録と、沖縄県那覇市にあった旧海軍航空基地からの毎日の無線報告を比較し、データが100キロ以上異なっていることを明らかにした。

岩崎さんの研究に「ロスト52プロジェクト」の創始者で研究者のティム・テイラー氏が注目し、「ロスト52プロジェクト」は今年6月5日、沖縄近海の深さ435メートルの海底でグレイバックを発見した。

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