日産の業績回復ならず トヨタ以外も苦戦

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日産自動車が2020年3月期通期の業績予想の大幅な下方修正を迫られた。主力の米国市場をはじめ、世界的な販売不振に見舞われている。朝日新聞が報じた。


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香港の日系企業ほとんどが業績悪化 米中貿易摩擦や抗議活動影響か
日産は12日、2020年3月期通期の営業利益の予想を、5月時点を34.8%下回る1500億円に引き下げた。2019年実績(3182億円)の半分以下にとどまる。

日産は世界の主要市場全てで販売を落としており、年間の販売台数の見通しも、米国で当初予想より3%減の131万台、世界では5.4%減の524万台に引き下げた。

世界の14拠点で生産ラインの縮小などを進めたほか、従業員の1割にあたる1万2500人以上の削減に踏み切るなど構造改革を進めているが、専門家の間では追加のリストラ策が必要との見方もある。


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フィアットと仏PSAが統合交渉 5兆円の新会社誕生となるか

世界的な新車市場の低迷や円高は、自動車大手各社の業績の重しとなっている。大手7社のうちトヨタ自動車をのぞく6社が2020年3月期通期の業績予想を下方修正した。各社の修正幅を合わせると、売上高で約2兆円、純利益で約3300億円に達する。

中国の自動車業界団体によると、中国市場の新車販売は9月まで15カ月連続で前年を割り込んでいるほか、米中貿易摩擦のあおりを受けた新興国経済の失速も顕著になっている。

唯一好調だったのがトヨタ自動車。上半期の売上高と純利益はそれぞれ過去最高を更新した。

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