長期宇宙飛行の致命的な危険性について 研究者談

星出 彰彦 【アーカイブ写真】
星出 彰彦 【アーカイブ写真】 - Sputnik 日本
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長期宇宙飛行は宇宙飛行士の健康に致命的な脅威をもたらす可能性がある。国際研究グループがこのような結論にいたった。研究結果は学術誌 JAMA Network Openに掲載されている。

調査の過程で、対象11名の宇宙飛行士のうち2名に左側内頸静脈の逆血流が確認された。内頸静脈は二つある最大血管の一つで、脳から心臓に向かって血液が流れている。

研究グループによると、この主な原因は国際宇宙ステーション(ISS)における重力不足だという。内臓変位により静脈が圧迫され、一部血液が逆方向に流れるのだという。

さらに、被験者の一人に静脈内に血栓が見つかった。血栓は肺に移動し死に至る可能性もあるため、非常に危険だ。この宇宙飛行士は抗凝結剤によりこれを防ぐことができた。

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