「悪夢の人生」 中国の女性ブロガー DV被害の動画を投稿

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SNSにメイクアップ動画を投稿するビューティー・ブロガーである中国人のYUYA MIKAさんは実は長い間、デートDVの被害者であった。YUYAさんがこの事実を示す動画を数日前に投稿したところ、中国社会で大きな反響を呼び起こした。その動画とは、エレベーターの防犯カメラがとらえた映像で、エレベーターの中でYUYAさんの44歳の元恋人がYUYA さんを殴り、床に引きずりおろし、嫌がるYUYA さんをエレベーターから引っ張り出している。デートDVを受けたあとYUYAさんはすぐに警察に行くことを決めた。YUYAがこの動画を投稿したところ、何万人ものインターネット・ユーザーが#宇芽被家暴(YUYAさんはデートDV被害者)のハッシュタグをつけて投稿し、YUYAさんの行動を支持している。

YUYAさんは2019年公開の大ヒット映画「ジョーカー」のジョーカーや、アインシュタインなどの顔そっくりにメイクアップした写真や動画を投稿したことで、中国のインターネット社会で知られるようになった。

​中国共産党の英語版機関紙「グローバル・タイムズ」によると、YUYA さんに暴力をふるったこの男性はSNSでの名前のToto Riverといい、アーティスト。3回の結婚歴があるが、元妻の1人は家庭内暴力のせいで結婚生活が終わったと打ち明けている。

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昨年殺された世界の女性6割は家庭内暴力が原因=国連報告
中国南西部の重慶市公安局によると、YUYAさんの暴行事件はすでに調査中であり、地元の中華全国婦女連合会も調査しているという。また、中国のSNS「ウェイボー」で#宇芽被家暴(YUYA さんはデートDV被害者)は最も話題になっているハッシュタグだ。


中国では、2016年に初めてドメスティック・バイオレンス防止法が施行された。これによりパートナーに対し殴打、健康に損害あるいは重傷を負わせる、自由をはく奪、言葉による脅迫や侮辱、身体的、心理的暴力などのあらゆる形態が禁止されている。

中国共産党系の英字紙「チャイナ・デイリー」は中華全国婦女連合会の調査データを引用し、毎年中国人女性の25%がDV被害を受けていると、報じている。

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