米連邦高裁 16年ぶりの連邦政府による死刑執行を差し止め トランプ政権は上訴  

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2日、米首都ワシントンの連邦高裁は、連邦政府による死刑執行を16年ぶりに再開するというトランプ政権の方針で9日に予定されていた死刑執行を差し止める判断を下した。米通信社大手AP通信が報じた。

今夏、ウィリアム・バー米司法長官は、16年ぶりに連邦政府による死刑執行を再開すると発表していた。9日には、致死量の薬物注射による死刑囚らの死刑執行が予定されていた。

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しかし、使用する薬物に関する法廷争いが解決するまで再開すべきでないとした下級審の判断を連邦高裁が支持した。

トランプ政権は、連邦政府による死刑執行を差し止めるとの判断を不服として連邦高裁に上訴したが、高裁判事は「要件を満たさない」としてトランプ政権の申し立てを退けた。

また、死刑囚らも執行差し止めを求めて提訴し、その一部の死刑囚には執行停止の判断がでている。

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