太平洋地域では初 フライトディスパッチャー間の最新システムが始動

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2019年、ロシアとアジア太平洋諸国の技術的な相互関係は新たな段階に出た。

ロシアの国家コーポレーション「アエロナヴィガーツィヤ・ダーリネヴォ・ヴォストーカ(極東航空ナビゲーション)」 の支社において、ロシアのハバロフスクと中国の瀋陽市の両地域のセンター間をOLDI (On-Line Data Interchange Standardの略)プロトコルによって結ぶ、新たなプロセスが始動された。

OLDIプロトコルとは、ディスパッチャー・サービス間で行われる新たな協調システム。情報を自動的に交換 することでフライトディスパッチャーの作業軽減を図る。システムの開発開始は、はるか1990年代にまでさかのぼる。

ハバロフスクのフライトディスパッチャーセンターはこれまでOLDIプロトコルに則い、近隣の州、共和国のマガダン、イルクーツク、ヤクートの3都市のフライトディスパッチャーセンターと協調行動をとってきたが、今回これに初めて、隣国中国の瀋陽市のセンターが加わった。中国の民間航空の管制にとってOLDI導入、使用はこれが初めて。以前はこうしたものは中国の領域はおろか、アジア太平洋地域全体にも存在していない。

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