宇宙船スターライナー号 国際宇宙ステーションに到着せず 米国に帰還

© 写真 : NASAスターライナー号
スターライナー号 - Sputnik 日本
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宇宙船「スターライナー」号は、飛行時間の計算ミスから想定外の軌道に進んでしまい、予定していた燃料以上を消費してしまった。アメリカ航空宇宙局(NASA)管理者のジム・ブライデンスタイン氏が発表した。

ブライデンスタイン氏は、緊急事態を伝えるシグナルを受信したときには、「すでに遅かった」と述べた。また記者会見で同氏は、この情報は途中経過であり、現在状況の把握を行っていると強調した。

ボーイング社は、スターライナー号は国際宇宙ステーション(ISS)には到達せず、ニューメキシコ州の「ホワイト・サンド」ミサイル実験場の領域内に着陸するため、48時間後に同宇宙船の軌道を変更すると発表した。また、宇宙船内にはISSへのミッションに必要な燃料の75%しかなく残っておらず、飛行実験の実行のために使用されるという。

最新の宇宙船スターライナー号は、ボーイング社によってISSや月、宇宙の遠方への有人飛行用に開発されたもので、20日に初の無人飛行テストが実施されていた。同船はISSに21日に到着し、地球への帰還まで1週間そこに留まる予定だった。

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