イラン軍参謀本部の代表者、「敵へのより激しい報復」を約束

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イラン軍参謀本部安全保障局のアブドラ・アラギー責任者は、米国の標的に対するミサイル攻撃の後、イスラム革命防衛隊は「より激しく敵に報復する」と述べた。イランのタスニム(Tasnim)通信が報じた。

アラギー氏は「事実上、イスラム革命防衛隊は(イラン)指導部の最も強力な軍備の1つであり、近い将来、より激しく敵に報復する」と述べた。

米国務省 - Sputnik 日本
イランは4ヶ月間で米国を15回攻撃=米国務省
イランのイスラム革命防衛隊は8日未明、イラクで行われた米国の特別作戦でイスラム革命防衛隊のソレイマニ司令官が殺害された報復として、米軍の駐留するイラクの基地に対してイラン領内からミサイルを発射したと発表した。米軍が駐留するイラク西部にあるアサド基地と北部アルビル基地が標的となった。

米国によると、米国人の死傷者は出ておらず、物的損害のみだという。

トランプ米大統領は8日、国民向けの演説を行い、米国は新たな制裁を科すことで対応するとし、引き続きイランに最大限の圧力をかけていくと発表した。


ソレイマニ司令官の死亡

特殊部隊「コッズ部隊」のソレイマニ司令官は2日夜、イラクの首都バグダッドの空港で米国の空爆によって殺害された。ソレイマニ司令官と共にイラクのイスラム教シーア派組織「人民動員隊(Hashed al- Shaabi)」の司令官数人も死亡した。

米国防総省は、バグダッドの空港への攻撃はトランプ米大統領の承認を得ていたと発表した。米国はソレイマニ司令官について、在イラク米大使館やイラクにある有志連合の基地への襲撃に関与していたと考えている。 

イランのザリフ外相は、ソレイマニ司令官殺害は「国際テロ行為だ」と指摘した。

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