性風俗で働かざるをえない日本のシングルマザー シンポジウムで問題提起

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1人で子育てをするために性風俗産業で働かざるをえない状況など、日本のシングルマザーを取り巻く性の問題について議論するシンポジウムが新潟市で開かれた。NHKが報じた。

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このシンポジウムは、新潟市を拠点にさまざまな性の問題について取り組んでいる一般社団法人が主催し、会場にはおよそ50人が集まった。

この中で法人の坂爪真吾代表理事は、新潟県のシングルマザーが置かれている状況について、ひとり親で、子育てに必要な時間と収入を得られる職は地方都市では特に限られており、やむを得ず性風俗業に従事するケースが数多くあると説明した。

また、離婚相手から養育費がもらえないケースや、性風俗業に従事して性病を患ったケースも紹介された。そのうえで、代表理事はひとり親でも十分な収入が得られるよう、キャリア形成の支援が必要と指摘した。

シンポジウムでは、新潟市の風俗店で働く女性が登壇し、「業界では、女性の相談場所がまだ少なく、福祉制度を知らない人も多い」と述べ、シングルマザーに対する行政の支援が十分に浸透していないと訴えた。

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