クルーズ船内はカオス状態 神戸大教授の動画削除に「関与していない」=日本政府 

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菅官房長官は20日の記者会見で、横浜港で検疫中のクルーズ船「 ダイヤモンド・プリンセス」に関して、船内はカオス状態だとして当局を批判する動画をネット上に投稿し、その後、動画を削除した神戸大教授について、日本政府は教授に圧力をかけていないと主張した。

菅氏は、日本政府は動画の削除に「関与していない」と主張した。

また菅氏は、クルーズ船での感染拡大について「初めてのことだ。(感染拡大を)防ぐために一生懸命取り組んでいた」と述べた。産経新聞が報じた。
災害派遣医療チームの一員としてクルーズ船に入った神戸大学の岩田健太郎教授は、ユーチューブに日本語版と英語版の動画2本を投稿し、その経験に基づき、船内はカオス状態で、感染対策は不十分であり、感染リスクのある区域と安全な区域が明確に区別されておらず、必要な専門家が不足していると指摘した。

動画は100万回を超える再生回数を記録したが、教授は「これ以上この議論を続ける理由はなくなったと思います」とコメントし、20日に動画を削除、「ご迷惑をおかけした方には心よりお詫び申し上げます」と謝罪した。

加藤厚生労働相は20日の衆院予算委員会で、岩田教授について「災害派遣医療チームの業務に従事するという約束の役割分担で乗船してもらったが、業務を適切に運営してもらえなかったため、下船してもらった」と述べた。NHKが報じた。

また加藤厚生労働相は、岩田教授は船内に「わずか2時間しかいなかった」と指摘した。

クルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」における新型コロナウイルス

クルーズ船ダイヤモンド・プリンセス号は、1月20日に横浜港を出港し、2月3日に横浜港に到着した。

日本当局は、香港で下船した中国人が感染していたことが分かり、検疫を実施した。

横浜港沖に停泊した時点で、乗客2666人、乗員1045人の計3711人が乗船していた。

クルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」では、これまでに合わせて621人の感染が確認された。このうち3人がロシア人


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