著書でエルンマンさんはグレタさんが幼い時にどんな深刻な問題を抱えていたかを綴っている。「あの子は次第に暗闇へと消えていくかのようでした。ピアノを弾くのを止め、笑わなくなり、言葉を発しなくなり、そして食べるのを止めました。」
「グレタは、他の人たちが見ようともしないことを知ったんです。あの子は無防備な目で私たちが放出する二酸化炭素を見つめています。」
2018年、グレタさんは毎週金曜日、学校の授業に出る代わりにスウェーデン議会に出向き、気候変動に対する措置をとるよう訴えるアクションを起こした。グレタさんの活動はやがて国際的な規模へ発展し、環境デモ「フライデー・フォー・フューチャー(未来のための金曜日)」が誕生した。2019年12月、グレタさんは米タイム誌の選ぶ今年、最も話題を呼んだ人、「パーソン・オブ・ザ・イヤー」に選ばれた。タイム誌の編集長はグレタさんは92年の同誌の歴史の中でこのタイトルを獲得した最年少者だとコメントした。