国際的な予防接種プログラムを通じて、世界中のほとんどの人々は最も危険な病原菌に対するワクチンを受けている。予防接種の目的とは、免疫系に病原体を記憶させること、そして再度その病原体が体内に侵入した際、その病気から快復するために迅速かつ効果的な免疫応答を行なわせることにある。
マウスにこのハイブリットワクチンを接種すると、免疫系がすぐに既知のウイルスを認識し、強い免疫応答を開始した。それと同時にがん細胞の発生を抑制する抗体を生成することが明らかになった。つまり、がんワクチン接種済みのマウスに対し、抗がん療法の有効性は著しく高いことが示された。
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