現在の世界経済の状況は、リーマン・ショックとは違う=日銀総裁

日銀の黒田総裁は16日の記者会見で、現在の世界経済の状況は「リーマン・ショック」(2008年~2009年の金融危機)とは違うとの認識を示し、新型コロナウイルスの感染拡大が収束すれば、景気は回復していくとの考えを示した。

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黒田総裁は景気の先行きについて「それぞれの地域で感染拡大が収束すれば、景気は回復はしていくだろう。現時点ではリーマン・ショックの時のような実体経済の落ち込みにはならないと認識している」と述べた。NHKが報じた。

リーマン・ショックのきっかけは、米債券市場の崩壊。その後、米金融システムの柱の1つだった投資銀行リーマン・ブラザーズが破産した。

またNHKによると、黒田総裁は景気への影響について、企業の中国向けなどの輸出が減少しているほか、イベントなどの自粛で消費が落ち込んでいることを指摘し、「影響は今後も当面続くと予想している」と述べた。

日銀は16日、上場投資信託(ETF)と不動産投資信託(J-REIT)の買い入れ額を倍増したり、新型コロナウイルスの感染拡大で影響を受ける企業向けの低金利の融資プログラムを開始することなどを決定した。なお日銀は、現行マイナス0.1%の金利は維持し、引き続き10年物国債利回りを0%程度に誘導するとした。

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