ネットにフェイク ロシアの街を500頭のライオンが闊歩 まるで検疫期間の市民を見張るよう

© Sputnik / Vitaliy Ankov / メディアバンクへ移行ライオン(アーカイブ写真)
ライオン(アーカイブ写真) - Sputnik 日本
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23日、世界の英字新聞の発行部数で大手であるインド紙の1つ「タイムズ・オブ・インディア」が広く拡散された新たなフェイクニュースを紹介した。同紙の見出しでは、「これはフェイク:市民に検疫期間を守らせるためロシアの通りをライオンが闊歩することはない」と強調された。

インド市民に向け同紙は、この数日、多くのSNSでは、まるであるニュース番組の中継で放送されたような偽の画像が拡散されていると指摘している。動画では都市の道路をライオンが歩いており、また、写真のキャプションには、ロシアのウラジーミル・プーチン大統領がロシアの都市の通りに500頭以上のライオンを放つよう指示したと書かれ、その理由として、肉食獣に襲われれる恐怖で人々を家にこもらせ、新型コロナウイルスの検疫措置を遵守させるためだと強調がされている。

​フェイスブックやワッツアップでこうした写真がたくさん拡散されている。どこかで「緊急ニュース」と記されたこの写真が投稿されると、その記載のない別のどこかではライオン500頭と記され、また別のどこかでは800頭のライオンとトラと強調がされ、「家に留まるか死を選ぶか」というキャプションが付けられた。

タイムズ・オブ・インディア紙によれば、実際は写真は2016年に南アフリカでもっとも人口の多いヨハネスブルグ市で作られたものだという。

Женщина с ребенком на улице Пхеньяна, КНДР - Sputnik 日本
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ライオンの写真は2016年4月にニューヨーク・ポスト紙に「コロンブスという名のライオンがヨハネスブルグを発見」という記事で発表されたと、インド紙「ロジカル・インディア」紙は報じた。このライオンは動画の撮影用に一時的に、特別に通りに放たれたもの。その際、ライオンを撮影した写真が「デイリー・メール」紙で公表された

「緊急ニュース」という記載とロシアの都市の通りにライオンというキャプションについては、サイト「ブレイク・ユアー・オン・ニュース」でオプションとして追加されたもので、そのサイトでは、希望する人は誰もがオリジナルの「ニュース」を作成することができる。


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