ロシアでの「オウム真理教」幹部に対する事件の捜査が終了

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ロシア連邦捜査委員会捜査本部は、テロ組織「オウム真理教」のロシア支部の主催者ミハイル・ウスチヤンツェフ被疑者に対する刑事事件の捜査を終了した。ウスチヤンツェフ被疑者は、「テロ活動の宣伝と正当化、支援を目的」としたテロ組織の創設で訴えられている。

捜査によれば、2010年から2018年4月にかけ、ウスチヤンツェフ被疑者はテロ組織「オウム真理教」のロシアの支部のトップを務めていた。「オウム真理教」はロシアの最高裁判所の決定によりその活動は禁止されている。被疑者は、モスクワやサンクト・ペテルブルク、ヴォルゴグラードの市民への宗教の教義の布教を組織し、財政支援を行う新たな信仰者を勧誘した。また、同組織はテロ組織「オウム真理教」の日本の指導者に送金を行い、これによりテロ活動に金融支援を行っていたと、ロシア連邦捜査委員会のスヴェトラーナ・ペトレンコ公式報道官は明らかにした。

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ウスチヤンツェフ被疑者は2018年5月1日に、「オウム真理教」の信仰者の定例の集まりを主催した際に逮捕された

ロシア連邦捜査委員会によれば、検察には十分な証拠資料が渡されており、これを基に裁判で有罪が問われる。

ウスチヤンツェフ被疑者は有罪が確定した場合、 長期の禁固刑が科せられる。被疑者と共に支部で活動していた者た ちも指名手配されている。

宗派「オウム真理教」は麻原彰晃によって1987年に創設された。宗派の信者数は複数の推計で3万から5万人に達しており、そのうちの1万人超がロシア連邦内に存在している。ロシアでは「オウム真理教」は積極的に宣教と経済活動の実施を試みていた。1995年3月、「オウム真理教」は東京の地下鉄でサリンをまき、13人が犠牲となり、6300人がさまざまな重症度での中毒症状を患った。その際、警察は約30人の宗派指導者を逮捕した。そのうち麻原彰晃を含む13人に2018年に死刑が執行された

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