まさかのアベノマスク、ロシアメディアも報道

© REUTERS / Issei Kato安倍晋三首相
安倍晋三首相 - Sputnik 日本
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新型コロナウイルスの更なる感染拡大防止のため、安倍晋三首相が表明した、再利用可能な布マスクを1住所あたり2枚ずつ配布するという決定は、瞬く間に日本中を駆け巡った。さらに、3日の会見で菅義偉官房長官は、1住所あたり複数の世帯が暮らしている場合は、まず既定の2枚を配布した上で、状況に応じて追加配布を検討すると話した。

度重なる感覚のズレに国民は困惑し「布マスクは新型コロナの予防にはならない」「恥の上塗り」「今は、そんなことに労働力や大金を使うべきではない」「布マスクは家で作れる」などという声が上がっている。

漫画家の浦沢直樹さんはハッシュタグ#アベノマスクをつけ、小さめの布マスクをつけている安倍首相(と思われる)の似顔絵を投稿した。

インターネット上には、マスク配布をネタにしたミームがあふれるようになった。ロシアメディア「クラースナヤ・ヴェスナー」も、マスク配布政策に対する日本人の批判を、社会的事象として報道した。

3日、新型コロナウイルスのせいで収入が激減した世帯を対象に、政府は現金30万円を支給するという方針を固めたという報道がなされている。マスクよりも当面の生活資金である現金給付の政策を評価する声は多いが、実際にどのような条件で線引きされるのか、個人ではなく世帯単位という考え方が本当にふさわしいのか、疑問は残る。支給条件次第では、国民の間に不公平感が生まれることになるかもしれない。


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