食品を安全に買うため方法は?
ゴンザレス氏は、できれば食品はインターネットで購入するのが一番だと考えている。注文品の理想的な受け取り方は、宅配業者が家の中に入らず、アパートや家のドアで渡してもらうこと。
今スペインでは、スーパーの入り口でビニール製の手袋が手渡される。手を消毒してから手袋をはめる。支払いを済ませると素手で手袋にふれないように丁寧に取り外し、出口で捨てる。
買い物から戻ると「ハッピーバースデーの歌」を2回歌いながら石鹸でしっかりと手を洗う。もちろん、他の用事で出かけて帰った際も同様に行う。
買うのはどの食品?
ゴンザレス氏は「パンは全粒粉のものを買った方がいい。冷凍保存できるので、買うために頻繁に外に出る必要がないからだ」とアドバイス。
隔離生活の日々で、なにより健康に良い食事は、地中海食。同氏が勧めるのは、定期的に果物や野菜を食べること。また、ファーストプレスのオリーブオイルをかけたパンを食べるのも良いという。
ファストフードはベストな選択ではない。なぜなら塩分、質の悪い油がたくさん含まれていることが多いからだ。砂糖入り飲料、牛乳ベースのデザート、ソーセージやハンバーガー、サラミ、フライドポテト、クッキーなど、これら全てのものは食事から外した方がいい。
その理由をゴンザレス氏は「これらの食品はほとんどの場合、人があまり動かないと肥満の原因になりえる」と指摘する。
ゴンザレス氏は「つまらないからと、それを理由に何かを口に入れることで落ち着こうとすると、摂取カロリーが増えてしまう。今何かを食べれば本当に落ち着くのか、退屈しなくなるのかと、まず考えてみてください」と食べ過ぎを回避する方法をアドバイスしている。
一人暮らしではない人は、1日1回は同じ家に暮らす人と一緒に食事をすることをお勧めする。その時はテレビをつけたり、スマホをみたりしないように。