会見の中で西脇知事は「この1週間で感染経路が不明の人が大幅に増加しており緊急事態宣言が出された7都府県と比べても同等の厳しい状況だ。さらなる感染拡大防止を徹底するため、国に宣言の発出を要請することにした」と発言し、「緊急事態宣言」の対象に京都府を加えるよう日本政府に要請する意向を明らかにした。
また西脇知事は「要請したからといって決まるわけではないが、気持ちとしてはすぐにでも加えてほしい。宣言が出ていないとなると、『京都は大丈夫じゃないか』というあらぬ誤解を招く」と述べた。なお、京都府として独自の宣言を出す考えについては明言を避けた。
9日時点で京都府内の感染者は165人に達し、関西では「緊急事態宣言」の対象となった大阪と兵庫に次いで3番目に多い。