第二次世界大戦終戦75年となる今年、ロシア政府はソ連がナチスドイツに勝利したことを祝う5月9日の記念式典に日本を含む各国首脳を招待。安倍首相も出席して日露平和条約交渉を前進させたい意向だったが、新型コロナウイルスの蔓延により式典は延期になった。
こうした中、プーチン大統領は24日、第二次世界大戦の終結日を9月2日から3日に変更する法案に署名した。新たな式典の候補日として9月開催案が挙がっている。
一方で、9月3日はソ連時代は「対日戦勝記念日」として祝われてきた。ソ連崩壊後、この祝日の復活を目指す動きがあったが実現せず、2010年に9月2日を祝日ではない対戦終結記念日とした経緯がある。
日本の現政権幹部は「式典が9月3日になったら、首相は招待されても出席しない」と明言。日本政府関係者によると、すでに外交ルートを通じてロシア側にも伝えているという。
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