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コロナウイルスに脳を損傷する恐れ ロシア保健省

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ロシア保健省は新型コロナウイルスCOVID-19が脳を損傷する恐れがあることを明らかにした。ロシア保健省の発表したコロナウイルスの生理学的損傷プロセスの描写には、感染の初期段階で患者の嗅覚に変化が生じるのは中枢神経系がダメージを受けている可能性があると指摘されている。

ロシア保健省が新たに発表したCOVID-19の予防、診断、治療に関するお知らせには生理学的見地からコロナウイルスがどのように人体組織に入り、脳と中枢神経系に影響を与えるかが書かれている。

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それによれば、COVID-19ウイルスは血流ないしは頭蓋内部にある篩骨(しこつ)を通して体内に入り、脳に損傷を起こす恐れがある。コロナ感染患者が時に訴える嗅覚の変化や匂いを感じなくなる嗅覚減退は、中枢神経系がやられ、鼻咽頭の粘膜が腫れていることを物語っている。

こう発表しながらもロシア保健省は病因の多くの側面に関してはさらに研究が必要と強調している。

これまで米国のコロナウイルス感染患者の中には「珍しい症例」として脳の損傷が顕著に表れたケースが報告されている。これらの精神学的症状について多くの医師らの間では、気道の損傷による酸欠で引き起こされたという説が唱えられていたものの、中には、こうした脳機能の損傷の兆候を新型コロナウイルスの感染による症状の1つと疑う見解も堅持されていた。

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