NASA「有人月着陸計画」開発に国内3社選定

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NASA(アメリカ航空宇宙局)は公式サイトで、宇宙飛行士を月に送るロケットおよびモジュールの開発について、委託企業の選定結果を発表した。1970年代の初着陸ぶりとなる人類の月への再着陸が期待されている。

NASAは「アルテミス計画」の月面着陸機の開発をブルー・オリジン社(アマゾン共同創設者のジェフ・ベゾス氏が設立)とスペースX(イーロン・マスクCEO兼CTO)に委託。この大手2社のほか、米ダイネティクス(Dynetics)社が計画に参加する。

BBCニュースは、契約総額は9億6700万ドル(約103億3700万円)になり、10カ月以内に契約が実施されると伝えている。この間、NASAは各案を評価し、3社のうち2社と長期契約を結ぶ。

月への有人着陸は2024年に予定されている。

NASAのジム・ブランデンスタイン長官は、米国はこれで人類の月面着陸、また史上初の女性による月面着陸に向けて一歩近づいたとコメントした。

スペースX社は同社ロケット「スーパー・ヘビー(Super Heavy)」をベースとした「スターシップ」案を提案。

ブルー・オリジン社は「ニューグレン」と新ロケット「ヴァルカン(Vulcan)」を用いた3段階の着陸を提案している。

ダイネティクス社はユニバーサルモジュール1基を作り、ヴァルカンで打ち上げることを想定している。

NASAによると、宇宙飛行士は大型打上げロケット「スペース・ローンチ・システム(SLS)」と宇宙船「オリオン(Orion)」を使用して送られる。

3月末、コロナウイルスの影響でNASAは月探査計画の打上げロケットと宇宙船の生産と試験を一時中断することを明らかにした。

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