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米国がロシア製人工呼吸器を回収 発火トラブルを理由に

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ロシア製の人工呼吸器「アヴェンタM」がサンクト・ペテルブルクの病院で発火した事件を受けて、米国当局は国内の倉庫から同製品を回収し、利用を禁止する決定を下した。米連邦緊急事態管理庁(FEMA)が発表した。

ペテルブルクでは4月12日、新型コロナウイルスの感染症対応病院に指定されている聖ゲオルギー病院で火災が発生し、火災面積は10平米に達した。


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この火災により人工呼吸器をつけていた患者5人が死亡したほか、150人が避難する事態となった。

ペテルブルクのアレクサンドル・ベグロフ知事は声明を発表し、電気設備のショートにより人工呼吸器が発火した可能性を指摘した。この事件を受けて人工呼吸器「アヴェンタM」の製造を手掛ける無線電子技術コンツェルン(KRET)傘下の「ウラル設備工場」は同製品を回収して調査を進めるとした。ペテルブルク市では発火の原因が明らかになるまで、同製品の利用を禁止した。

4月上旬、ニューヨーク州やニュージャージー州では人工呼吸器の不足が指摘されており、ロシア政府は米国に「アヴェンタM」を含む医療物資を提供していた。ただし、感染拡大が収束に向かい始めたことから、ロシア製の人工呼吸器は病院で利用されることはなく、両州が管理する倉庫に緊急事態用として倉庫に保管されたという。

ペテルブルクで起こった発火事件を受けて、州政府は人工呼吸器をFEMAに保管し、ロシア政府が原因を発表するまで今後の利用は見送るとした。

KRET社によれば、人工呼吸器「アヴェンタ」シリーズは2012年に製造が開始された。製品は様々な実験をクリアしており、これまで特にトラブルなどは報告されていなかったという。

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