21日、米国が互いの国の軍事施設などを上空から査察できる領空開放(オープンスカイ)条約から脱退を表明する方針を固めたとの報道があり、トランプ米大統領が報道を認めたうえで脱退理由を「ロシアが条約を順守していない」としたことを受けて、国連がコメントした。
ドゥジャリク事務総長報道官は「代替案もなくこのような条約や協定を終了させることにより、新たな軍拡競争のような不安定化を招き、さらには大きな誤算につながる恐れがある」と強調した。
報道官によると、領空開放条約は国際社会全体に有益であり、特に戦略的軍拡競争を抑制するうえで効果的だという。