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新型コロナウイルス
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新型コロナ関連の川崎病類似の症例が急増 子どもだけではなく20代も発症

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新型コロナウイルスに感染した子どもたちの中で、川崎病のような症状を示す患者たちが世界中で相次いで確認されている。ところがこの症状は未成年だけのものではなく、20代も発症しているという。米ワシントン・ポストが報じた。

米ニューヨーク州のクオモ知事は21日、ウイルスに感染した子どもが川崎病に似た症状を示すケースが157件に増えたと発表。また、米国内の25の州で同様のケースが確認されており、患者は数百人にのぼると推測されている。さらにイタリアのベルガモでは10人、英国では90人の症例が報告されている。

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新型コロナが原因か 川崎病に似た症例に注意 大半が14歳以下の子ども
今までの報告により、川崎病に似た症状は子どものみに現れると考えられていた。しかしこの症状は、数人の若い成人にもみられるという。米カリフォルニア大学サンディエゴ校の川崎病研究センターの医師、ジェーン・バーンズ氏によると、大人を診る医者の多くが  「子どもの病気だから川崎病を診たことがない 」のが課題だが、子どもと成人の区別は生物学的なものではなく、法的なものであることに注意してほしいと訴えている。実際に、米サンディエゴでは20歳の患者が、ニューヨークでは25歳の患者がこの症状で入院している。

ニューヨーク最大級の病院「ノースウェル・ヘルス」の小児科医であるジェームズ・シュナイダー氏は、この症状は自宅で治療できるものではないと強調している。治療にはステロイド、抗凝固剤、免疫グロブリン製剤の投与、時には人工呼吸器を必要とする。少数ながら心停止に陥った患者もおり、心肺蘇生を施したこともあるという。同医師によると、この症状を示した子ども44人のうち、約80%が回復し、退院した。

米国ではすでに、この症状を示した子どもがニューヨーク州で3人、メリーランド州で1人亡くなった。

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