全米で抗議の怒り マイアミ、ニューヨークの警官らがデモ市民の前で片膝

米マイアミ近郊のコーラル・ガブレス市警は、殺されたアフリカ系米国人ジョージ・フロイドさんの死を悼んで抗議の声を上げる市民の前に片膝で跪いた。フロイドさんの死は大きな抗議のうねりとなって全米に広がっている。

フロリダ州のコーラル・ガブレス市ではフロイドさんの死に抗議した市民50人がすでに逮捕された。その市警が抗議市民へ連帯の意を表し、片膝をついた。このポーズをとることで警察官らは、警察官に膝で喉を絞められ、殺されたフロイドさんの死を共に悼んだ。

ニューヨークのクイーンズ地区の警察官らも同じ行動をとった。抗議市民の列が警察署の前を通り過ぎていく間、警察官らは片膝をついたまま、動かなかった。

なぜ片膝なのか?

ジョージ・フロイドさんの死後、デレク・ショーヴァン元警察官がフロイドさんの喉を膝で締め付けている写真と、アメリカンフットボールのコリン・キャパニック選手がスタジアムで同じように片膝を地面について立つ写真がコラージュされ、ネット上であっという間に拡散した。写真の上には「This… is Why(これが理由だ)」というキャプションが入れられた。

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キャパニック選手は2016年、試合前の国歌斉唱の際にアフリカ系米国人への米警察の暴力に抗議し、起立を拒み、片膝をついて立ち尽くした。抗議を示すこのポーズはその後、フットボール選手らの間に広範に広がっていった。

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フロイドさんの殺人の現場写真が世界中に広まった時、キャパニック選手のこのポーズは新しい意味を得た。フロイドさんを殺した警察官も全く同じポーズで立っていたからだ。

全米に広がった抗議行動

フロイドさんの死が人種差別、警察の残忍さに抗議する夥しい数の市民を街頭に出させた。フロイドさんの殺害されたミネアポリスから始まった抗議行動は全米へ広がっていった。

抗議行動は発砲、放火も呼んでいる。警察はこれに催涙ガス、ゴム弾で応戦し、群衆に向かって車両に乗ったまま襲い掛かっている。抗議集会を散会させるため、州兵までが派遣された。ニューヨーク、サンフランシスコ、フロリダ他の諸都市では夜間外出禁止令が出されている。

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