米カリフォルニア州でロシア系住民が自警団結成 「ロシアのマフィアじゃない」【写真】

© Sputnik / Artur Gabdrahmanov全米で続く抗議デモ
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米カリフォルニア州サンディエゴ市でロシアレストラン「プーシキン」を営むエイク・ガザリャンさんは夜間に自警団を結成し、暴徒による略奪からお店を守っている。「ロシアのマフィア」とネット上で批判されていることに対し、暴徒から身を守る権利はある、とリアノーボスチ通信の取材で答えた。

ガザリャンさんは10人近く友人らと協力して自警団を結成し、夜間にレストランを警備している。近隣の住民がその様子を撮影し、「ロシアのマフィアが完全武装」とSNSに投稿したことを受けて話題となっている。

​ガザリャンさんはリアノーボスチ通信の取材に対し、「たくさんの人が集まればすぐにマフィア」、「誰も本当のマフィアだと思ってこの言葉を使ってはいない」と発言し、近隣住民とのトラブルにはなっていないようだ。

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米国のメディアでは自警団のことを「白いリンチ団」と呼び、アフリカ系アメリカ人に危害を加えるグループとして危険視されているが、ガザリャンさんの自警団はそうした批判を受けてはいないという。むしろ、暴徒はガザリャンさんのレストラン前を通過するとき、挨拶をするなど、ガザリャンさんたちの自衛意識に敬意を払っているようだ。

暴徒は私たちを目にすると、挨拶をすることもある。自警するなんて大した心がけ、お店を荒そうと思ったが手は出さない、という意識があるようです。

米国では略奪を放置して、保険金でビジネスを再建する動きもあるものの、「自分が好きな仕事をしているから」として、危険を冒してまで自らお店を守る心境を語った。

この国は自衛権を土台にしている。警察が何もできないなら、自分の財産を守る権利が生まれる。だから私たちは外に出て、自分の権利を主張しているわけです。なので誰も私たちに危害は加えない。

全米に広がった抗議行動

フロイドさんの死が人種差別、警察の残忍さに抗議する夥しい数の市民を街頭に出させた。フロイドさんの殺害されたミネアポリスから始まった抗議行動は全米へ広がっていった。

抗議行動は発砲、放火も呼んでいる。警察はこれに催涙ガス、ゴム弾で応戦し、群衆に向かって車両に乗ったまま襲い掛かっている。抗議集会を散会させるため、州兵までが派遣された。ニューヨーク、サンフランシスコ、フロリダ他の諸都市では夜間外出禁止令が出されている。

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