77歳の黒人元警部 米国の暴動参加者らに射殺される

© AFP 2023 / Getty Images / Michael B. Thomas「カレラが黒人を殺したから、あんたたちも殺した?」
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米国ミズーリ州モーリン・エイカーズ市の黒人の元警部で退職警官のセントルイス・デビッド・ドーン氏(77)が、抗議行動を背景に暴動参加者が質屋へ強盗に入ろうとしたのを阻止しようとし射殺された。地元テレビ「KMOV News 4 St. Louis」が報じた。

デビッド・ドーン氏は2日の早朝2時30分に射殺された。警察の発表によれば、同氏を撃ったのは質店と宝石店に強盗に入ろうとした者たち。ドーン氏は質店経営者の友人で、しばしば警報が作動した際に建物の確認に訪れていた。

ドーン氏の息子は、「理不尽だ、あまりにも理不尽すぎる。彼らは抗議行動の本当の意味と伝えるべき前向きなメッセージを忘れている。結果的に私たちは起こっている事態の暗い面に直面した」と語った。

​米国政府は、ツイッターの公式アカウントでドーン氏の家族に哀悼の意を表明した。

BLMとは

Black Lives Matter(ブラック・ライヴズ・マター):人種差別や警察官の無法行為に反対する抗議行動のスローガンの1つ。この運動は、米国ミネソタ州の都市ミネアポリス市でアフリカ系米国人ジョージ・フロイド氏が警察官らに殺害された後に発生した。警察官はフロイド氏を膝で窒息死させた。

時間の経過とともに、抗議行動には「ルーターズ(略奪者)」と呼ばれる乱暴を働く者たちが加わるようになった。彼らは抗議行動を行う人たちの周りで暴動を起こし、店舗や建物の破壊を行う。

警察の情報によれば、デビッド・ドーン氏を射殺したのはまさにルーターズだった。

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