露外務次官が外交評議会に出席 シリア情勢や軍事管理を議論

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ロシア外務省のセルゲイ・リャブコフ外務次官は露米関係のオンラインディスカッションに参加した中で、混乱が続くシリア情勢や国際的な軍事管理について米国の専門家らと意見を交わした。ディスカッションは米国の超党派組織として知られる外交問題評議会がオーガナイズしたもの。

シリア情勢についてリャブコフ外務次官はディスカッションの中で、「米国側も応じるのであれば対話を拡大する用意がある」と発言し、シリア情勢について米国との協力を拡大する姿勢を強調した。

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リャブコフ外務次官によれば、シリアに展開するロシア軍と米軍は軍事衝突を防ぐため緊密に連携しており、こうした経験を紛争が続くほかの地域でも活用する考えを示した。

また、軍事管理についてリャブコフ外務次官はロシアと米国の2国間協定だけでなく、中国を含むその他の核保有国についても協議に参加させる必要性を指摘した。

リャブコフ外務次官によれば、露米間では新戦略兵器削減条約が締結されているものの、その他の核保有国との間に同様の条約は結ばれていない。そのため、核拡散防止条約に加盟する核保有国や、潜在的核保有国を交渉のテーブルに招待して協議を進める必要があるという。

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協議のフォーマットは多数あるとしたうえで、「2国間だけで削減は継続できない」とリャブコフ外務次官は強調した。特にフランスと英国の参加が重要との見方を示した。

なお、リャブコフ外務次官によれば露米間では現在、新たな合意について協議は特に行われていないものの、そうした合意を目指す場合、ロシア側の国家安全保障にかかわる利益を想定したうえで協議を行うことに米国側の理解を求めた。

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