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新型コロナウイルス
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アジアでコロナ流行の新たな発生源となるかもしれない動物が見つかる 

© Sputnik / Pavel Lvov / メディアバンクへ移行Уличный рынок на острове Фокуок во Вьетнаме
Уличный рынок на острове Фокуок во Вьетнаме - Sputnik 日本
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ベトナムの市場で売られている野生動物のウイルス調査を実施したところ、通常のネズミの3分の1以上とタケネズミの16匹に1匹がさまざまな種類のコロナウイルス株を保有していたことがわかった。専門家らは、これらの動物が次の流行の発生源となる可能性があるとの見方を示している。

プレプリントサーバー bioRxiv に公開された論文には「捕獲されてからレストランに届くまでの取引上の流通経路で移動するにつれて感染した動物の割合が急速に増加していることがわかった。これらのウイルスが人間に感染するリスク並びにその再結合の可能性を最小限に抑えるために、われわれは野生動物の捕獲、販売、輸送の制限を勧める」と記されている。

70ヵ所の市場と数十カ所の農場で齧歯類とコウモリの血液や糞の分析を行ったところ、6種類のコロナウイルスが検出された。

コロナウイルスはすべての食肉市場、動物を飼育していた農場の60%、コウモリの糞から肥料を生産している企業の94%で検出された。

Летучая мышь в узком ущелье в Уишане, Китай - Sputnik 日本
コロナウイルスだけじゃない 動物との接触でどんなウイルス感染がある?
ウイルスが検出された割合が最も高かったのは通常のネズミだった。齧歯類の3匹に1匹が少なくとも1種類のコロナウイルスを保有していた。また重要なのは、流通経路で移動するにつれて感染した動物の割合が増加したことだ。捕獲時にはネズミの約20%がウイルスに感染していたが、レストランに提供された時点ではすでに約50%が感染していた。ヤマアラシ、タケネズミ、コウモリをめぐる状況も同様だった(感染した個体の割合は齧歯類が6%以上、コウモリは約70%だった)。

ベトナムではコウモリやネズミ、ヤマアラシ、その他の齧歯類が珍味とされ、高級レストランでよく出される。そのためベトナムではこれらの野生動物を捕獲するだけでなく、農場で繁殖もされており、そこから大きな市場に入り、そこでレストランに食材を納めている納入業者や野生動物の肉の愛好家たちが購入する。

新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の原因であるコロナウイルスSARS-CoV-2はヒトだけでなく他の多くの哺乳類にも感染する可能性がある。

疫学者らは現在、新型コロナウイルスの感染源はコウモリであり、コウモリから中国の武漢市にある市場で売られた他の動物を介してヒトに感染したと考えている。

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