欧州アジア間の最短通信回線 ロシアの携帯大手が海底ケーブルを敷設へ

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ロシアの携帯電話大手メガフォンと国営地質探査企業ロスゲオロギヤは、北極圏に通信回線を敷設するために必要な海底探査を開始したと発表した。ロシア紙ベドモスチが伝えている。メガフォンのゲボルク・ベルミシャン最高経営責任者(CEO)によると、この回線はヨーロッパからアジアへのデータ転送の最短ルートになる。

北極圏で初の通信回線は、2023年までに敷設される予定。6500キロにも及ぶロシア沿岸の北極海の海底調査はムルマンスクで8月5日に開始し、3ヶ月間実施される。

同プロジェクトでは、ロシア領内の主要な回線から11の分岐線の敷き込みを予定している。この建設により、遠方の北部地方にある企業や数百万人のユーザーはインターネットに接続しやすくなる。

光ファイバーの海底ケーブルの大部分は現在、太平洋と大西洋の海底に敷設されている。大陸間のデータトラフィックは急激に増加しており、ベルミシャン氏の予測によると、今後5年間で200%増大する。 

メガフォンによると、同回線の敷設にかかる見積もりは10億ドル(約1070億円)。

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