人食いザメ 海水浴客の米女性をアザラシと思いこみ殺害

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米メーン州の海岸で、人食いザメとも呼ばれる大型のホオジロザメが海水浴客の女性を殺害した。米ニューヨーク・ポストによると、被害者は襲われた際の怪我によりその場で死亡した。同州でホオジロザメの攻撃で死者が出たのは今回が初めて。

亡くなった女性は、米ニューヨークのハンドバック製造企業の元トップ、ジュリー・ディムペリオ・ホロワックさん(63)。ホロワックさんは7月27日、メーン州のベイリー島付近で娘と一緒に泳いでいた。海岸にいた人々は、ホロワックさん親子が海岸から約20メートル離れた沖で泳いでいて、冗談を言い合う様子や笑い声を聞いたという。

​しかしその数秒後、人々は助けを求める叫び声を聞いた。サメがホロワックさんをアザラシと間違えて襲いかかったとみられている。ホロワックさんの頭は一瞬で水中に消え、娘は母親を助けようとしたができなかった。娘は岸まで泳ぎ、助けを求めた。

すぐに付近でカヤックを漕いでいた2人が現場に向かい、ホロワックさんを水中から引き上げ、岸まで運んだ。しかし、駆けつけた救急隊員によって、ホロワックさんの死亡が確認された。

州当局は緊急記者会見で、ホロワックさんが亡くなったのは、大型のホオジロザメの攻撃によるものだと述べた。傷口の一つに残された歯の破片から特定したという。当局は、サメはウエットスーツを着用したホロワックさんをアザラシと思い込んだ可能性があると推測している。

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