トランプ米大統領「米国史上最大のミス」を語る

© AP Photo / Evan Vucciトランプ大統領
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ドナルド・トランプ米大統領はニュースサイト「AXIOS」のインタビューの中で、中東への軍派遣を米国史上最大の失敗だと述べた。

トランプ大統領は「我々はダーイシュ(ISIL)を一掃した。スレイマニ(編注:イラン司令官)とアリ=バグダディ(同:ダーイシュ指導者)を“片付けた”。私は他の大統領がやらなかった多くのことを成し遂げた。中東に出向く必要はなかったのだ」と語った。

また「中東への軍派遣や介入は、我が国の歴史において唯一の、最大の間違いだった」と強調した。


ソレイマニ司令官の死亡

 特殊部隊「コッズ部隊」のソレイマニ司令官は今年1月2日夜、イラクの首都バグダッドの空港で米国の空爆によって殺害された。ソレイマニ司令官と共にイラクのイスラム教シーア派組織「人民動員隊(Hashed al- Shaabi)」の司令官数人も死亡した。

その報復としてイランは今年1月8日にかけての深夜、イラク国内の米国の施設に対して数十発のミサイルを発射した。同作戦は「殉教者ソレイマニ」と名付けられた。

米国防総省は、バグダッドの空港への攻撃はトランプ米大統領の承認を得ていたと発表。米国はソレイマニ司令官について、在イラク米大使館やイラクにある有志連合の基地への襲撃に関与していたと考えている。 

イランのザリフ外相は、ソレイマニ司令官殺害は「国際テロ行為だ」と指摘した。


「ダーイシュ」指導者バグダディ殺害

10月31日(2019年)、米トランプ大統領は、バグダディ容疑者が米軍の作戦により死亡したと発表。

トランプ大統領によると、バグダディ容疑者と一緒にダーイシュの大勢の戦闘員と共謀者らも死亡した。

トランプ氏は作戦での支援に対してロシア、トルコ、シリア、イラクに謝意を表明した。同氏によると、ロシアは米国のためにシリアの特定地域の上空の空域を開放した。

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