カナダ出身の歌手、トランプ陣営を訴える 選挙集会での楽曲使用をめぐり

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カナダ出身のミュージシャン、ニール・ヤングさんは、トランプ米大統領の選挙陣営が選挙集会でヤングさんの楽曲『ロッキン・イン・ザ・フリー・ワールド』と『デビルズ・サイドウォーク』を使用したとしてニューヨークの連邦裁判所に訴えを起こした。

ヤングさんのサイトに掲載された訴状のコピーによると、『ロッキン・イン・ザ・フリー・ワールド』と『デビルズ・サイドウォーク』は2015年以降、トランプ氏の支持者集会で何度も使用された。

ヤングさんは、トランプ氏の選挙陣営に自身の楽曲を集会で使用することを禁止したが、要求は「意図的に」無視されたと指摘している。

なおヤングさんは、この訴えは「自分が選んだ候補者を自由に支持する」ことができる米国市民の意見を軽視するものではないとしている。

またヤングさんは、自身の楽曲を「分断を引き起こす無知と憎悪の反米的なキャンペーン」で使用されることを許可することはできないと指摘している。

ヤングさん側は、著作権侵害に対する最大限の損害賠償を求めた。なお、ヤングさんが請求する正確な賠償金額は不明。

2015年以降、ファレル・ウィリアムス、アデル、ザ・ローリング・ストーンズ、エアロスミス、R.E.M.、クイーン、プリンスさんの遺族など、大勢の有名なミュージシャンたちがトランプ氏の集会で政治目的のために自分たちの楽曲を使用することを禁止している。

先に通信社スプートニクは、米大統領選への出馬を表明したラッパーのカニエ・ウェスト氏の出馬の動機やウェスト氏の出馬で誰が得をするかなどについて報じた。こちらからご覧いただけます。

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