米の摂取で心血管疾患のリスクが上昇 研究で明らかに

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米の摂取は、心血管疾患による死亡リスクの上昇と関連している。この研究が科学誌「総合環境科学」に掲載されている。

英国のマンチェスター大学とサルフォード大学の研究者らは、イングランドとウェールズの人々の食のデータを分析し、定期的な米の摂取が体に与える影響を調査した。その結果、健康面で問題のある米好きな人の25%は、心血管疾患による死亡リスクが高いことが分かった。

さらに研究者らがシミュレーションを行ったところ、米の摂取により健康へのリスクが約6%増加することが明らかになった。研究者らによると、米はヒ素を蓄積し、食べることでそれが人体に入る。研究者らはヒ素の長期的な摂取は、例えそれが少量であっても心臓や血管にとって危険なことであり、毎年何千人にも及ぶ早世に関連があると推測している。

研究者らは米好きな人々に対し、心血管疾患を発症するリスクを減らすために他の穀物も加えて主食を多様化させたり、インディカ米のバスマティや精米など様々なタイプの米を選ぶようにとアドバイスしている。

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