ロシアの7月の減産義務の履行率、アラブ首長国連邦やイラクなどを上回る=IEA

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国際エネルギー機関(IEA)が発表した報告書によると、石油輸出国機構(OPEC)と非加盟主要産油国で構成する「OPECプラス」の7月の減産義務の履行率は、一部のOPEC加盟国で生産量が増加したため、前月6月の108%から89%に低下した。なお、ロシアの履行率はアラブ首長国連邦やイラクなどを上回った。

OPEC加盟国は7月、原油生産量を日量123万バレル増加させた。これを受け、OPEC加盟国の減産義務の履行率は6月の112%から87%に低下した。6月の好結果は、サウジアラビア、アラブ首長国連邦、クウェートが、合意を完全に履行できない他のOPEC加盟国の分を補うため、自主的に追加減産に踏み切ったことによる。

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一方、3カ国は7月、自主的な追加減産をやめた。サウジアラビアは生産量を日量840万バレルまで増加させた(それでも減産義務の履行率は102%)。アラブ首長国連邦は日量300万バレルまで増加した(履行率は23%まで低下した)。

IEAによると、イラクの履行率は85%、コンゴは47%、ガボンは40%。

ロシアは7月、原油生産量を減産合意の履行率96%の日量860万バレルまで削減した。

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