パレスチナがバーレーンとイスラエルの関係正常化を批判 「裏切り行為」

© 写真 : kremlin.ruマフムード・アッバース・パレスチナ解放機構(PLO)執行委員会議長
マフムード・アッバース・パレスチナ解放機構(PLO)執行委員会議長 - Sputnik 日本
サイン
パレスチナ指導部はイスラエルとバーレーンが関係正常化に向けた合意の調印を目指している点について、パレスチナ問題に対する裏切り行為として批判している。

先にトランプ米大統領はバーレーンがイスラエルとの外交関係を樹立したことをツイッターへの投稿で明らかにした

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イスラエルとバーレーンの代表団は15日にホワイトハウスで関係正常化に関する合意書を正式に調印する。また、米国と共同で発表された声明によると、イスラエルとバーレーンは「パレスチナ問題の公平さ、そして包括的、さらには堅固に調停するための作業を継続する」と記されている。これによって、「パレスチナ国民が自らのポテンシャルを完全に実現することへつなげる」としている。

パレスチナのWafaニュースによると、これに対してパレスチナ指導部は「バーレーン王国がイスラエルという占領国家と関係正常化する三カ国合意については、断固として拒否し、その姿勢を批判する」としている。


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パレスチナ指導部はこの外交樹立について、パレスチナ問題に対する「裏切り行為」であると同時に、「パレスチナ国民を侵略するイスラエルの恐ろしい犯罪行為に加担する行為」と評価した。また、パレスチナの各政党は一致でイスラエルとバーレーンの関係正常化を批判している。

また、パレスチナの過激派組織「ハマース」のハゼム・カセム報道官はリアノーボスチ通信の取材に対し、バーレーンとイスラエルの関係正常化は「パレスチナ問題をかき消そうという、世紀の取引(トランプ大統領の政策を指す:スプートニク編集部)を一貫して推し進める動き」とコメントした。

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