地球に6つ目の大量絶滅があった 200万年続いた長雨

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学術誌「Science Advances」に掲載された研究報告によると、2億3300万年前のカーニアン期に地球で大規模な生態系危機が起こった。これがもうひとつの大量絶滅と考えられ、その後恐竜時代が生じたという。

地球にはこれまで5度の大量絶滅が起こったとされており、それに加え生物多様性の急速な減少が複数ある。

地球上で三畳紀末、約200万年にわたりほぼ止むことなく雨が続いた。この時期は「カーニアン階の多雨事象」として知られ、この間に気象システムだけではなく生物社会の世界的な再編が起こった

研究者らは、その規模から「カーニアンの多雨事象」は6つ目の大量絶滅と見なせると考えている。研究では、海洋生物の種の多様性は3分の1に縮小したが、一方で恐竜の数が増えたことが示されている。

この時代の気候変動の理由について、研究者らはカナダ西部ランゲリア火山の噴火活動だと考えている。火山の表面に大量の玄武岩が噴き出し、現在では北米西海岸の大半を形成している。

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