ナショナル・インタレスト誌の論評 ロシア極超音速兵器が米国にもたらす脅威について

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ロシアの極超音速滑空体「アバンガルド」は米国に深刻な挑戦を投げかけることができる。米評論家のピーター・スーチウ氏が米誌「ナショナル・インタレスト(National Interest)」で見解を語った。

同氏は寄稿文の中で「アバンガルドは極超音速を有し、空中の操縦能力もある。このような兵器に対抗するのは容易ではない」と指摘。

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同氏は、アバンガルドはロシアが有する巨大な兵力システムの1要素に過ぎないと強調。システムには地上型・潜水型大陸間弾道ミサイル528基と爆撃機運搬核兵器も含まれると語った。

一方、米国のミサイル防衛は北朝鮮から発射される可能性がある「少量の」大陸間弾道ミサイルの迎撃に集中している、という。

「アバンガルド」とは

アバンガルドはマッハの20倍超の速度で空中高密度層の大陸間飛行が可能。標的への移動において滑空翼が左右、上下ともに数千キロメートルのいわゆる深部操縦を行う。この能力がアバンガルドをいかなる対空防御およびミサイル防衛手段に対して完璧なものにしている。

アバンガルド開発について初めて明らかになったのは2018年、プーチン大統領の発言においてだった。ロシアは世界で最初に、極超音速兵器の存在を公式に発表した国となった。

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