プーチン大統領「ロシアには米国にない新兵器システムがある」

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ロシアのウラジーミル・プーチン大統領は新戦略兵器削減条約(新START)延長の展望について語り、ロシアは米国にない新兵器システムを有しているが、この点についても協議を拒否するつもりはないと述べた。

プーチン大統領はロシア安全保障会議の常任議員と会合を開き「ロシアには、少なくとも今のところ、米国にはない新兵器システムがある。しかしこの点についても協議を拒否するつもりはない」と語った。

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露米間の核兵器軍縮条約「新START」は2011年2月5日に効力発生。この条約により両国がそれぞれ発効後7年以内に戦略兵器を制限するというもので、大陸間弾道ミサイル・潜水艦発射の弾道ミサイル・戦略爆撃機770基機、核弾頭1150発、戦略核運搬手段保有数(未配備分を含み)800基機と規定されている。現時点で新STARTは露米で唯一の有効な兵器削減条約だが、2021年2月5日に失効する。延期されない場合、核大国の兵器を制限する合意は世界には残らないことになる。

プーチン大統領は「もしこの条約が全く存在しない、あるいは同類の規定文書に置き換えられないとすれば、非常に悲しいことだ」と指摘した。

「これまで新STARTは機能し続け、しかも適正に機能し、軍拡競争を抑制し、戦略兵器管理という制限の基礎的な役割を果たしてきた」と結んだ。

これより前、関係者の話をもとに一連のメディアは、ドナルド・トランプ米大統領は11月3日に予定される米国大統領選挙直前にロシアとの戦略兵器削減条約の締結を予定していると報道した。

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