人気のメッセンジャーアプリ 機能がシンプルなため危険な存在 専門家が警告

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プログラマーのトミー・ミスク氏とタラル・ハッジ・バルキ氏は、人気のメッセンジャーアプリは、それらに組み込まれた機能がシンプルなものであることから、危険な存在になり得ると警告している。

ミスク氏のブログによると、2人はアプリに送信されたリンクのプレビュー機能に関するユーザーに対する脅威に注目。こういったプレビューは、通常ホーム画面の通知バーに相手から送られたリンクに関連する小さい画像と短い説明文やファイルが表示される。

スノーデン氏 - Sputnik 日本
スノーデン氏 メッセンジャーアプリの安全な利用方法をアドバイス
ミスク氏とバルキ氏は、人気のメッセンジャーアプリが危険なのは、アプリが自動的にリンクを開いてプレビューを作成することが多い点にあると指摘している。受け取ったファイルがサイバー犯罪者から送信された場合、こういった自動的なアクションにより、受取人であるユーザーのIPアドレスが漏洩、位置情報が特定されるなど、危険な結果につながる恐れがある。

ミスク氏らによると、これらのアプリはあらゆるサイズのファイルをダウンロードするだけでなく、犯罪者によって作成された可能性のあるJavaScriptコードを実行する。このため、フェイスブックやインスタグラムの利用者は、最も保護されていない立場にある。同氏によると、2人はこの問題を報告するためにフェイスブックに連絡したものの、フェイスブックの代表者らは「全てが意図した通りに」作動していると返答したという。

ミスク氏とバルキ氏は、最も安全なメッセンジャーアプリとしてTikTok、WeChat、Signal、Threemaを挙げている。これらのアプリは、ユーザーが設定でリンクを表示する機能を無効にすることもできるためだ。また、2人はWhatsAppやiMessageも比較的安全であると評価している。

しかしミスク氏らは、重要な書類(医療記録、請求書、契約書など)をメッセンジャーアプリで送信すると、第三者中継のサーバーに送信される恐れがあるので注意するようにと警告している。

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